自主見学 -6ページ目

ジョークfromエジプト

Yukoさん というマイアミに上陸した日本人女性が、大学の友達の彼氏と会ったみたいなんですけど、その彼氏はエジプト人なんですね。トラックバックまでして何が言いたいんだ、この音楽馬鹿が!という罵声が飛んでこないうちに核心に迫ろうと思います。

 

ただね、その彼氏(Tamer)のジョークに感動したんです。準備はいいですか?いきますよ。はい

 

>>「エジプトでは、16歳になるとラクダの免許が取れるんだよ。」

 

でた。すんごくお洒落。お洒落なジョークが炸裂。ラクダの免許て。感動さえした。ジョークで笑って、さらに感動。もう良質のエンターテイメント以外の何物でもない。2千円払って、このジョークを聞きに行ってもいい。カーネギーホールとかに。

 

いろいろ想像しちゃって収拾がつかない。中学生になると親の目を盗んでラクダに乗ったりするんだろうなー、とか考えちゃうね。なんかね、もう、願っちゃってるのね。ジョークじゃなくて事実であってください神様、って。比較的簡単に乗れるフタコブラクダの免許を16歳で取得したら、次はヒトコブラクダの免許を目指して特訓するんだろうね、もちろん。嗚呼。いいな~。ほのぼのするわな。

 

Tamerに直接会って、もっとエジプシャンジョークを聞きたい。カーネギーホールでTamerのショーがあるなら僕は明日にでも飛行機に乗ってニューヨーク入りします。ってか、カーネギーホールでコメディのショーはやらない?やる?ま、どっちでもいいや。どうせ開催はまだまだ先だし。って「可能性があるわけ!?」と。びっくりしたところでこのエントリー終了。昨日寝てないわけで、キーボード打ってても息が切れそうです。やばい。死んじゃう!

ボンゴで漂白

ボンゴ。キューバの楽器。太鼓。

太鼓が二つ繋がったもの。

 

ボンゴを叩く。いつものようにボンゴを叩く。

鋭い太陽から隠れたところで叩く。

それでも太陽は僕を見つけて照らしてくる。

けれどそれは直接的で尖った光ではなく角が取れてる優しい光。

授業に向かう生徒が前を通り過ぎる。

笑顔と挨拶をくれる。「はろー」

こちらも笑顔と挨拶を返す。「はろー」

 

太陽と風のコンビネーションって気持ちいい。

どちらが欠けても「春万歳!」とはなりません。

 

嗚呼。魂が洗われる。真っ白になりそうだ。

春先。魂の漂白。

 

「魂は梅雨前に漂白しとけ」と祖母がいつも言っていた。

そんな気がする。たとえ本当に言ってなかったとしても。そんな気がする。

 

サーカスと僕と巨大動物②

昨日からの続き

 

サーカス最高!サーカスは子供達だけのものじゃない!僕ら大人のものだ!大人が独占するんだ!サーカス会場を大人で埋めつくすんだ!会場を乗っ取れ!

 

って。あ。少し熱くなり過ぎたかもしんない。子供と一緒に楽しめばいいじゃない。大人が乗っ取ってどうしますか。でも本当に良かった。1500円くらいでこんな楽しいなら週2回は行きたい。いや。それはちょっと多い。半年に1回。

 

2人を無理やり誘って計3人で行ったんだけど、結局会場では3人で大喜び。極々普通のサーカスなんだろうけどその普通さ加減にやられた。サーカスに工夫は無用ですよ。「おお!」って思わせることを一杯詰め込めばいいだけです。それが使命。技を持った人を集めて、テントを張ったらそこはもうサーカス会場。さぁ存分に技を見せてくれ!

 

綱渡りしたり、空中ブランコで行ったり来たり、それはもう「これぞサーカスでございます」的な出し物に感動の連続でした。ラスベガスの室内サーカスとは全然違う雰囲気があった。
一言で言うと安っぽい!

でもそれがいいんだ!
テントを支えてるポールが邪魔でショーの一部が見えにくい!
でもそれがいいんだ!
同じ列にいる人が一斉に身体を傾けて見る、その一体感が素敵だ!
そう。安っぽくても構わない。

 

象が芸をしたり、身体の柔らかい男が小さい箱に入ったり、フラフープ20個くらいを一気に回したり、アゴでバランス取ってる棒の上にパツンパツンの服着た女性が上ったりすれば会場はヤンヤヤンヤの大騒ぎ。トランポリンでは男性が20回くらい連続して回転してた。おいおいおい。君は、あれだよね、車酔いの存在さえ知らないよね。彼は遠足のバスで絶対酔わないタイプの児童だったに違いない。バスの中では車酔いで弱ってる奴を見つけては嬉しそうに近づいて絡むタイプだったに違いない。そういう奴に限って志村けんを崇拝してて吐く真似が妙にうまい。そうに違いない。って、ここはアメリカ合衆国。志村けんは無名。

 

で、昨日書いた「カバが来るらしい」っていう噂ですけどね。本当でした。来てたんです。いや~、すごかった。何がすごいって、ショーに1回も登場しないんだから。外の水溜りで寝てるだけ。餌食ってんだろーが!会場に足を運んだお客さんに尻尾くらい振れ!帰りに写真だけ、ぱちり。

 

そしてこれまたショーには出なかったヤギさんを、ぱちり。角を掴んで、ぱちり。角掴まれるのって嫌いみたい。「ちょっと!どこ掴んでんの!マジやめて!」って感じで抵抗される。「ヤギさん、僕は決してやめないよ!」という確固たる意思を持った僕は何度も、何度も掴んだ。がっちりホールディング。すんごく気持ちいい。そのまま放り投げたくなるというか、戦いたくなるというか、とにかく闘争心に火が付きそうだった。危なく柵の中に入ってガチンコ勝負するところだった。はっきり言わせてもらうと、勝てました。

 

そんなわけでサーカス最高!大人もどんどん行くべきです。でもどうしても「子供が行くもの」ってイメージがあるからねー。実際今回も子供連れの家族が大半だったし。サーカスって名前から変えるべきかもしれませんね。サーカスじゃなくて、なんか大人っぽい名前が必要。何がいいだろうか。サムズ・ミューカス、とか。んー。違うなー。サムズ・ミューカスは有り得ない。あ。何気に英語になってる。訳すと「サムの粘液」。これはいかん。英語の意味を持たない新しい語が必要。サクリチャンクス。駄目駄目。会場のイメージが湧かない。そしてまだ「サーカス」って音にこだわってるのが丸見えだもの。もういっそのこと全然違う音にした方がいいのかな。ロマジックモロー。やめた。きりがない。

 

サーカス面白かったです。この一行が言いたかっただけなんです。

サーカスと僕と巨大動物

サーカスが町にやってくる。古い映画のタイトルみたいなフレーズですが、これ本当。今日の夕方、この小さな田舎町にサーカス来るんです。学校の宿題やらペーパーやらが多くて、20分毎くらいに「あ、過労で死ぬかも」と思うくらい忙しいってのに(誇張はたったの65%)、サーカスと聞いてワクワクしてる。大学生がサーカスにワクワクしたって別にいいだろ!と社会という見えない敵にむかって叫んだりしてます。「サーカスに本気でワクワクする大学生ってキモイ」と冷ややかな言葉を投げかけてくる社会という敵。嗚呼。まわりの目なんて気にならない。ワクワクが止まらない。

 

日本では小さい頃に1回だけ行ったことがある。アメリカでは、ラスベガスで2時間くらいの舞台サーカスを見た。で、今日が3回目。

 

不思議なのは、日本でのサーカスの記憶を辿ってみても何も出てこないってことです。脳内映写機に映し出されるのは「外から見た大きめのテント」のみ。どうなってんだ。内容はどうした内容は。僕の脳内映写機は壊れてるのか?放送事故みたいになってますけど。画面に映し出されるテント、、テント、、そしてテント。他の映像が一切出てこない。テントの内側で何があったんだ!?トラウマ的な事件があって自ら記憶を抹消した、とかそういうこと?!なんて分析してみる。分析失敗。

 

ラスベガスではどうだったか。これは1年半前だから忘れるわけがない。ボキャブラリの足りなさを痛感しながら感想を述べてみますと「すごかった」という5文字で表現できちゃいます。しかも5文字の内の1文字は小さい「つ」。とか別にどうでもいい。地球の誰にとっても無益な情報。でも本当にすごかった。ショーが始まる前からピエロ(スーツを着た老人:紳士風ピエロ)が会場を歩きまわり、客に悪戯をしてたのが印象的。開演前から会場は爆笑の渦。客のポップコーンを盗んだり、会場に入ってきたばかりの夫婦に席を案内すると見せかけて「あれ、ここじゃないな。あれ、ここでもないな」と会場内を永遠と歩かせたり、とにかく飽きさせない。開演前の手持ち無沙汰感が全くなかった。ショー自体はもちろん文句なく100点。内容を解説するのが面倒くさかったから点数で表現しちゃいました。点数ってお手軽だ♪

 

そんなわけで今日は3回目のサーカス。昨晩友達と電話で話しててサーカスの話題になったんだけど、彼女がふいに発したこの一言を聞いて以来、僕のワクワクは激しさを増すばかり。

 

カバが来るらしいよ

って。

 

カバて!もうね。なんかね。待ちきれない。カバが一輪車とかに乗る姿を想像して「有り得ない。それは有り得ないよー!」とか考えてる。もうパニック寸前。そんなサーカスが5時間後に開演です。

 

続く

ハスキネス

abroad2005さんというニューヨーカー(仮)が大学の教授と小一時間話したらしいんですけど、すごいハスキーな声を持つ人物だったみたい。

 

彼女は先生と話した内容なんかどうでもよくて、この先生の雰囲気が気になって仕方がなかったっぽい。って、こんなエントリーの端っこだけ捉えてトラックバックするのはいかがなもんかと思いますね。なんせ声について3行しか触れてないからね。はっきり言いますとトラックバックがしたいんです。この「遠くから突っ込みます」的な感覚が心地よい。ごめんなさい。

 

とにかくだ、ハスキーな声を持つその先生の第一印象は峰不二子。その声を彼女は、

 

>ハスキーな人が風邪ひいちゃった みたいな声。

 

と、このように形容してるんですけどね、ハスキーという単語では表現しきれない為に「風邪引いちゃったみたいな」というエクステンションを付ける決断を下したわけです。ナイス判断。確かにハスキーを通り越した人っています。

 

え?!

 

って身を乗り出しちゃうくらいハスキーなのね。ハスキーっつーか、もう、なんか、新しい単語がないと表現できないような声。ジャスキーとか。ガジャコスキーとか。あれ。だんだんロシア人の名前みたいになってきた。ガジャコフスキー?アンドレイ・タルコフスキー?嗚呼。また脱線。脱線ってか、もう、これは断線。繋がっておりません。

 

適当な言葉が見つからなくて、「ハスキー」なんてスカスカした音で表現できるかっ!っていう、ほとばしるこの想い。abroad2005さんも、きっとそんな想いを持っていて、結果として「風邪引いちゃったみたいな」を付け足したんだ。単語を組み合わせて事象を表現できる、この僕らの能力、素晴らしいです。新しい単語を生み出して、お手軽に表現しようとした先ほどの僕の態度、これ、完全に間違いであります。万物を丁寧に見つめ、最適な単語を組み合わせて表現していく、これは一種の芸術です。

 

って僕は一体何を書いているんですか。まるでマリファナ常習者の文章。吸ってないです今日は。なんつってね。こんな文章がまとまらない日は、強制終了。

 

綾戸智絵のハスキネス、良いね。huskiness

咲いちまう

春。まっこと春。こりゃ間違いなく春です。

 

風とか太陽とか、気持ち良過ぎ。抱きしめたいです、できることなら。風とか太陽を。今年も春をありがとう、っつって。

 

こんな良い気候じゃ、虫じゃなくても浮かれちまう。熊じゃなくても穴から出ちまう。蝶じゃなくても蜜を探しちまう。花じゃなくても咲いちまうよ。

 

嗚呼。感謝。

亀と甲羅と僕が、無人島で

午後。ふと、甲羅を背負ってない亀を見たいなと思った。甲羅を背負った亀って罰を与えられているようで哀れっぽい。「そんなことないよ、立派な防衛だよ」と言われれば引き下がるより仕方ないけど。亀の言語に堪能であるなら、僕は迷わずこう言います。



その甲羅、陰気臭いですね。

 

と。


「陰気臭い」という言葉にカチンときた亀が、おもむろに甲羅を脱ぎ出すって計算。その場で口論になっても構いやしない。それくらい甲羅を背負ってない亀に想いを寄せてるわけで。


ひそかに期待してるのは南の島です。南国の無人島あたりで開放的になった若いメス亀が、「それ~っ!」とか言いながら甲羅を脱いではいないだろうか。Naturalism

 

人間が面白半分で甲羅を取ったりするのには反対。嫌々甲羅を取られた亀は見たくない。そんなのハラスメント。道徳的に間違ってる。甲羅は自分で脱いで欲しい。そういう亀が近所にいたら御一報ください。テンションの高い亀なら高値で買います。

渡米

Girlという女性が今まさにアメリカに来ようとしてるんですけどね。読んでて3年前の自分を思い出すわけです。ああ、こんなんだったねー。って。

 

 

寂しさと期待が同時に心を占領しているのってすごく変な感じ

 

なんてまさにぴったし。日本を離れることが寂しいんだけど、一方で期待が胃のあたりで風船のように膨らむ膨らむ。胃のあたりってのは、僕だけ?期待は普通胸らへんで膨らむものか?いや、やっぱり胃でしょ。って、なんて不毛な議論だ!そんな時間はない。

 

とにかくだ。不安とか寂しさとかの負の感情に混ざって、期待や旅気分、将来の自分像なんてものが同時に頭を駆け巡り「うわー!どうしたらいいんすかー!」ってくらいテンションが上がったもんです。僕の場合は、頭を駆け巡るというか胃を駆け巡るんですけど。もう議論はしません。不毛。

 

とにかく彼女には力強く頑張ってもらいたいです。はじめてピザを連続5日食べた日とか、結構凹むと思うんです。以前の主食を思い出したりするんです。米ぇ~、とか言いながら夜の町を徘徊するようになるんです(←現実の9割増しで書きました)。

 

アメリカを去る人あれば、来る人あり。残り1ヶ月で去る僕の呟き、御清聴ありがとうございました。

トラックバックテスト

トラックバック。

もっと使っていこう、この有益機能。はい今の体言止め。このエントリーは数分で消すのだろうか、いや、書いたからには消さないでおこうか。本番さながらにトラックバックだ。なんか恰好悪いね「本番さながら」とか言っちゃって。よし前置きはこんくらいでいいか。あとはトラックバックする記事探し。んー。どうしようか。迷惑かけてもいかんしねー。

 

5分経過。決めた。ここなら良さそう。ブログにおけるこの小難しいトラックバックのシステムを絵で表してる。しかも簡潔。これなら僕の祖父も5秒で理解できる。トラックバック関係はトラックバック関係にトラックバック、って訳が分からん。

 

史上最大の大本営

スパイラル

記憶。
場所、東京のコンビニ。
登場人物、痩せた20代の男性店員。

 

「いらっいませー」や「ありごとございましたー」という風に、日本語発音が少々アレンジされているところから、店員は日本人でないと見当が付きました。弁当や菓子パン、そしてプリン等の買い物を済ませ店を出ようとすると、彼の威勢の良い声が僕の背中を追いかけてきました。

 

「ありがとうございませー!」

 

と。

 

何?!一瞬、車にはねられたような衝撃がありました。店の自動ドアが開いたけど、気分よく出れない。なんなんですか。オープニングとエンディングのフレーズが綺麗に混ざっちゃってさ。もしこれがピアノの演奏会だったらお客さんからブーイングだよ?エンディングにオープニングのフレーズを混ぜちゃうなんて有りえないと。客席にいる恩師もがっかりだ。貴方は間違って覚えてるの?それとも今回だけ混ざっちゃったの?

 

でも、あのね、正直言うとさ、楽しませてもらったよ。うん。悪くなかった。間(ま)といい、「ませー!」の伸び具合といい、完璧だった。ありがとう。直接言うのは照れるけどね。うん。良かったよ。軽く癒されました。

 

それ以来彼を見てないけど残念でならない。あのとき僕が語尾の間違いを注意してあげれば首にならずに済んだかもしれないのに。って、首になったかどうかは永遠に闇の中ですけど。嗚呼、懐かしき「ございませ」の店員。そんな店員にまた出会うため、激しく発光する夜のコンビニへ、もう一度、いま一度と吸い込まれてゆく僕のコンビニライフ。コンビニ入店スパイラル。