独りフロリダ卒業旅行④: Seven Mile Bridge | 自主見学

独りフロリダ卒業旅行④: Seven Mile Bridge

お久しぶりです。毎日20人なり30人なりがここを訪れては鼻で笑って通り過ぎているようですが、フロリダ旅行記にもそろそろ飽きが来る頃でしょうか。というか僕自身の記憶がぼんやりしてきたからねー、、、早めに終わらせたいなと。このように思うわけです。でも書けば書くほど、思い出したりするわけで。


ではでは、独りフロリダ卒業旅行③ からの続き。


(前回。フロリダ2日目。米国本土最南端の地 「キー・ウェスト (Key West)」 を目指すものの、セブン・マイル・ブリッジ (橋。有名な橋) で夕日を見ることができないと分かるやいなや、計画は3日目に延期され、適当な場所で適当に時間を潰し、適当なビールを飲み、適度に気持ち良くなり、「ホテルにチェックインする」 などという行動に意味を見出すことが困難になり (酔いって怖いね)、車の後部座席で横になった)


「壁と屋根があれば十分だよねー」 と何かにつけて言いまわっている僕も車の後部座席の傾きには閉口した。やはり車、寝るようには設計されておらず、狭くて寝返りが打てないどころか、常にトランク側に少し傾いている状態での睡眠。分かるかな。座りやすいようにと、後部座席は少し、ほんの少しだけ、後方に傾いてるわけね。座ってるだけじゃ意外と分からないものだけど。これが結構キツイ。いっそのこと外で寝ようかと思ったけど、「ん、そこまで気を抜いて良いものでしょうか」 と自問したらば、自答はノー。ノーノーノー。こ

こはフロリダ、異国の地。


朝。


5月11日水曜日。大学卒業後の独り旅。気まぐれに選んだフロリダでの旅は3日目を迎えた。土曜日の朝のフライトで成田へ飛ぶ。残りは丸々3日(水、木、金)で、土曜日の早朝にフライト。


アラームを7時にセットしていたものの、5時頃に目が覚める。身体は汗でぐっしょり。なに、この不快感。なに、この身体のダルさ。やっぱりホテルって数千円の価値あるのね。なんて、ちょっと弱い心が顔を出すけど、ここは気合あるのみと、水も飲まず顔も洗わずにレンタル2日目のフォードTAURUSのエンジンをかける。じゃるるるん。おはようさん、今日も君は快調だね。僕は非常にダルいよ。ごめんな。こんな主人で。


さぁ行こうか相棒。キー・ウェストへ。


5時に起きたもんだから、車なんてほとんどいない。いやっほい。こりゃええわい。僕はUS1 (国道1号みたいなものかな) を時速110マイル (時速175キロ以上) で飛ばしたりして、至ってご機嫌。平時は100キロほどで走り、テンションが上がるとアクセルを踏みたいだけ踏んだ。ばか。今思うとなんて命知らずな、なんて無謀なと思う。だってさ、免許取ったのはほんの数ヶ月前なのだよ。あはは。死んでも文句は言っちゃ駄目よ決して言っちゃ駄目よ、と、そういう瞬間だったわけです。


3車線の広い道路を右へ左へ、遅い車をバシバシ抜いてゆく。ああ。小気味良い。間違いなく、あの朝、US1において最速は僕だった。←阿呆が一瞬自己陶酔、の図。


すまぬ。運転してるのは初心者マークを必要とする小僧なのよ。ただ寝不足でテンションが上がっちゃった小僧なのよ。すまぬ、フロリダ。


数時間後、気づかぬうちにセブン・マイル・ブリッジを走っていた。びっくりだ。思わず 「だーーー!!!」 と叫んでいた自分。その場の雰囲気・感動を考えれば極自然な叫びであったと思うね。


海の上を走ること十数キロ。


海と、空と、長い橋。青い海と空は本当は一つに繋がっているのに、このセブン・マイル・ブリッジという橋で一時的に引き裂かれている。そんな感じがしてなんだか少し、神々しい。


だーーー!!!


続く