へあ~すたいる | 自主見学

へあ~すたいる

ニューヨークで格好良く暮らしているabroad2005 さんが自分で前髪切ってますけど、僕も自分で切ります。前髪だけに留まらず全体的にザシュザシュッと。


躊躇はするな、躊躇とハサミの相性は悪いぞ!


なんて誰かが横で叫んでいるような幻聴を聞きながら、元気よく「ザシュザシュッ」してます。彼女と同じく10分ほどで終了。合言葉も同じく、「適当」。この単語ってすごいパワフルですね。何にでも適しちゃうんだから。


最近は滅多に外で切らないです。自分で切って悪いことなんて、見た目がちょっと「不自然」ってことしかないです。ま、見た目ってすごく大事で、それが世の中にセルフ・スタイリストが少ない主な理由ですね。しかし、ですよ。しかし、お金払ってプロに頼んでも往々にして満足できない結果になるわけですよ。自分で切ってて、失敗しちゃっても己の右手を「ぺちっ」と叩くくらいで気は収まります。


美容院、美容室、床屋、ヘアーサロンなどに行って、気に入らないカットされたとき、皆さんはどうしますか。地団駄を踏みつつ、時間が経つのを待ちますか。結局それしかないのかな。


こんなんどうでしょう。


「失敗したスタイリスト(または床屋のおっちゃん)を待ち伏せして、銃で車を撃ちぬく、そして店から強引に1万円くらい強奪して、別のヘアーサロンへ行き、改めてカット。」


いや~、それはやり過ぎ。って思いました?僕も思った。けどここはアメリカ、銃天国。4月21日付けのニュースで、上に書いたストーリーと寸分違わぬ事件があったわけです。いや、ホントに。


気に入らないカットをされた48歳のオバサマが、スタイリストの車を銃で撃ち、店から100ドル奪い、別のヘアーサロンでカット!そして、出てきたところを逮捕!(参照:Unhappy customer robs hairstylist )


オバサマ、行動力ありすぎ。気に入らなかったにしても、すごい失敗だったんだろうね。ウルトラの母とサリーちゃんのパパを混ぜたような、もう、なんていうか、家族・友人・隣人から「どうしちゃったの?!病気なの?!」って心配されちゃうような。ああ。見てみたいです。彼女が憤慨する原因となった髪型を。逮捕にまでつながった世紀の大失敗を。


だけど、あれですね、スタイリストに過剰な期待を寄せちゃいけませんね。ときに彼らは自分の達成感・満足感・充実感を優先させたりするもんです。"Life is beautiful "のsatoshiさんが2週間ほど前のエントリー(クリック )で「床屋の満足」という面白い言葉を使っていました。定義は、


「本来顧客の満足を最優先すべき商売もしくはもの作りをしている人が、自分の満足を優先して行動してしまうこと」


だそうです。床屋さんの自己満足に基づく新しい言葉ですね。他にも色々使えそうな便利な言葉の予感。いつか何気なく友達に使って反応を見てみたい。「おい、昨日のお前、床屋の満足だったぞ!」と。


うん、いけそう。辞書に載る日もそう遠くない気がします。今日のエントリーは長い!手首が痛い!本当は痛くない!最後に無理やりテンションを上げてみました。それでは、ごめんくださいませ。