ヤギパーティー | 自主見学

ヤギパーティー

あれは、土曜日でしたね。黒人さん10人と飲んだのは。いつも思うけど、彼らはノリが良くて楽しい。特に笑い方が好き。じゃははははははは。って。


始まりは一本の電話。


金曜日の夜11時、39時間の不眠から一気に深い夢の中に沈みこんで、土曜日の午後2時頃に起きたんですけど、直後に友達のアンソニーから電話が掛かってきました。


「へーいへい、外でヤギ焼いてるから来ーい!」と。


ヤギ?

こっちは39時間不眠の後、15時間寝たもんで正直身体全体に力が入らない。細胞一つひとつが「ちょ、ちょっとまって。しばらく何もしたくないから」という状態。そこにヤギのオファー。タイミング悪いな、アンソニー。


結局言葉巧みに誘われた僕は出かけていきました。現場到着。黒人さん(アフリカからの留学生を含む)の集まりだ。知らない人が数人いるけど、全然OK。僕はさっさとヤギだけ食って、部屋戻ってペーパーを終わらせるんだ。なんて思ってたのに。


結局、日曜日の朝4時まで飲んでました。12時間以上のパーティー。テンションは最初から最後まで高い高い。みんなが高いから僕も高い高い。うきゃきゃきゃきゃ。バリ島のサル山を3倍騒がしくした感じ。


ヤギを食って、ビール飲んで、ゲームして、全員と仲良くなって、ダンス教えてもらって、BMW運転させてもらって(黒人さんの一人が所有!)、町に一つだけあるクラブに行って、とにかく盛りだくさん。騒ぎまくり飲みまくり。クラブから戻った日曜日の朝方には、がっつり酔った僕がアンソニーの部屋のブラインドを壊したり。もう、やりたい放題。意味もなく窓から出入りしたりしてたみたい。その過程でブラインドがグシャ、っと。はい。はしゃぎすぎ。


大体の記憶はあるんですけど、誰と何話したかってのは忘れました。黒人の姉御系女性が抱きついてきて無理やり踊らされたとか、別の人に「最後の曲だ!」とかいって無理やりフロアーに連れ出されたり、なんだか記憶にすべてモヤが掛かってる。あれは夢か。


そして朝方に気づいたね。寮の鍵がない、と。寮の鍵がないと寮に入れないし、自分の部屋にも入れない。寮長さんは寝てるし、携帯の番号知らないし。そんなわけで友達の家に一泊。心地よいソファー。昼の11時まで寝る。寮の友達に連絡を取って、寮長に僕の部屋を開けてもらうと机の上に部屋の鍵が。なんたる初歩的なミス。鍵はもって出かけようよ、自分。


ペーパーのこと、宿題のこと、綺麗すっかり忘れてました。そんなわけで今日から2週間、忙しさが毎日加速していきます。祭りの後は片付けがある。楽しむばかりじゃ世界は回らん。ああ、こりゃこりゃ。