ドレッシングの乱 | 自主見学

ドレッシングの乱

昼飯。パスタと、トマトとセロリを食べる。15分で完食。トマトとセロリのサラダにはドレッシングをかけて食べたわけですけど、今思えば、そのサラダの皿を片付けないで次の行動に移ろうとしたのが間違いだったんですね。怠け者。ちょっと教科書読もうかなと思った直後に、んー、チョコでも食べて集中力を高めねばと思ったわけです。

 

ハーシーズのキスチョコを5粒だけ袋から取り出しました。そんで1粒目をむいて食べようとした瞬間、くしゃみ。


ばしゅ!


漫画みたいですけど、これ本当の話


クシャミの力でチョコはコロコロっと手の平から落ちまして、まもなく、ドレッシングにイン!


何ぃ~!!ですよ。僕は奇食家じゃない。「チョコとドレッシング」なんてナンセンス!冗談じゃないよ。馬鹿者!と声を荒げてドレッシングを罵りたかった。まったく無実潔白であるそのドレッシングをさ。ドレッシングは無実だってのは分かってるんだけれど、罵りたかった。

 

けどね、白いドレッシングの中に落ちて、斜めになっているキスチョコはすごく間抜けだけど、なんだか可愛らしいのね。チョコたる者がなんという無様!と罵りたい気持ちと、白装束が素敵です!って抱きしめたい気持ちが同居。そんな入り混じった気持ちが高ぶった僕は、つい、ついね、ついだけど、ドレッシングがたっぷりついたチョコを口に放り込みました。それはもう、なんていうか、んー、ごちそうさまでした、って言葉しか出てこなかったですよ。生涯に一度のファンタジー。 これもまた人生。